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退職金の資産運用はなぜ失敗する!?失敗しないための方法とヘッジファンドのメリット・デメリット

退職金

退職金の資産運用の成否は退職後に充実した生活を送るために非常に重要です。

大きく失敗してしまうと今後のライフプランに大きな影響を及ぼしてしまいます。退職は現役時代と違い時間があります。元気なうちは現役時代にはできなかった趣味や旅行を楽しむことができるでしょう。

また、高齢になってくると介護が必要となるかもしれません。介護が必要となった場合にはお金が必要です。老後資金をしっかり蓄えるために退職金の運用を行う必要があります。

では、退職金の運用を検討する際はどのようなことを心がければよいのでしょうか。当記事では退職金の運用をする際に心がけるべきことや退職金の運用で失敗する理由について解説します。

目次

退職金
退職金

1.退職金の運用に大切なこと

退職金の運用はどのようなことが大切で心がける必要があるのでしょうか。具体的に確認していきましょう。

(1)ライフプランを検討して運用する

退職金の運用を検討する前に老後をどのように過ごしたいか、自分のライフプランを考えておく必要があります。年金2,000万円問題が話題となり、老後資金は2,000万円貯めておくことが重要であると考える方も多いかもしれません。

しかし、年金2,000万円問題は平均的に2,000万円足りないという試算であり、実際に使う支出と収入は人それぞれです。

まずは支出を抑える必要があります。レジャー費や介護費用などがいくらくらいかかりそうか検討しておく必要があります。長生きした場合に生活資金が枯渇しないように90歳程度までは生活費を見込んでおくとよいでしょう。

支出をおさえることができたら次は収入です。老後の収入は年金収入が中心となります。年金収入は会社員や公務員の方の場合、国民年金と厚生年金の2階建構造です。

厚生年金は働いた期間や年収によって受け取ることができる金額が異なりますので、自分がいくらくらいもらえそうか試算しておく必要があります。

収入と支出を試算してから不足分を運用で賄うように計画をたててみましょう。

(2)リスクが高すぎる運用をしない

退職金の運用は退職後の世代が行うことになります。退職後の世代は収入が多い現役世代とは異なり収入は多くありません。そのため、新たに収入を得て取り返すと言うことが難しいため、リスクが高すぎる運用はしない方が賢明です。

高いリターンを目指すことができる運用商品はリスクも高いものになりますので避けた方が良いでしょう。

退職金の運用では値上がりや利回りを重視して、増やすことだけを重視するのではなく、安全性にも配慮して運用することも重要です。

(3)買い時を見極める

相場は日々変動しています。安い時に買い、高くなった時に売却することで利益を得ることができますので、投資性のある商品には買うべきタイミングがあります。一方で退職金が出るタイミングは自分が退職したタイミングです。

大切なことは退職金が出る時が必ずしも買い時とは限らないということです。退職金が出るタイミングで退職金の全額投資を行うことは相場のタイミングを無視して購入することになります。

そのため、退職金が出たタイミングが投資をするタイミングではなかった場合、損失につながる可能性が高くなります。

退職金運用をする際には退職金が出たから投資をしようと考えるのではなく、相場を見て買い時であると考えるときに投資をする必要があります。

退職金が出てから投資を検討するのではなく、退職金が出る前から購入するべきタイミングを見計らっておく必要があるでしょう。

(4)保有期間中のコストに気をつける

退職金の運用は老後資金として長期間運用する可能性があります。長期間運用することになる場合、購入時のコストだけでなく、ランニングコストにも気をつける必要があります。

保有期間中のランニングコストの違いが0.5%であれば、1年間のリターンの差は大きな差とはなりません。しかし、10年の運用となると5%、20年の運用にとなると10%も運用益に影響がでます。

長期保有する可能性が高い退職金の運用は保有期間中のランニングコストも十分注意する必要があります。

(5)利回りが低すぎるとインフレのリスクがある

退職金を絶対に減らしたくないから運用をせずに定期預金や普通預金に入れておこうと考える方も多いかもしれません。元本保証の商品に預けておけば安心かというと必ずしもそうではありません。

確かに定期預金等の元本保証の金融商品は元本が割れることがありません。しかし、インフレが続いたときに実質的な価値が目減りする可能性があります。インフレとは物価が上昇することです。

物価が上昇してしまうと、同じ金額のお金でも買えるものが少なくなってしまうため、お金の価値は実質的に目減りしていることになります。

現役世代はインフレ時には給料があがる可能性が高いですが、退職世代の方は給料がありません。

また、公的年金も現役世代の負担を減らすために「マクロ経済スライド」と言う仕組みがあり、インフレが起こってもそれほど、年金支給額は増えない仕組みになっています。

つまり、退職後の世代の方はインフレによって自分がこれまで蓄積してきた資産は実質的に目減りし、今後の収入となる年金はあまり増えないのです。

そのため、生活費を確保するためにはインフレに勝つための運用も行なっていく必要があるのです。

2.退職金の運用に失敗する理由

退職金の運用に失敗し、多額の損失を被る人は多くいます。なぜ退職金の運用に失敗してしまうのでしょうか。具体的な理由を見ていきましょう。

(1)退職金を受け取ったタイミングで全額投資をしてしまう

退職金を受け取るタイミングが買い時とは限りません。金融機関で投資をすると、基本的に景気が好転したときに上昇する商品がほとんどです。

退職金を受け取ったタイミングはたまたま退職したのがその時期であったに過ぎません。

投資をするべきタイミングであるとは限らないため、退職金を受け取ったタイミングで全額投資に回してしまうのは避けた方が良いでしょう。投資をするべきタイミングは退職した時期ではなく、相場を見て決めるべきです。

(2)金融機関が勧める商品を購入する

退職金を受けとった際に初めて投資を始める場合、金融機関が勧める商品を購入するケースがほとんどです。

金融機関が勧める商品は金融機関が儲かる商品であることが多いため、高コストになることが多くなります。特に保有期間中のコストは一見するとわかりにくいため、購入時のコストだけに注目してしまいがちです。

金融機関が勧める商品をそのまま購入するのではなく、自分でコストも確認して購入する必要があります。

(3)上げ相場でしか儲からない商品を全額購入する

金融機関で購入できる商品は上げ相場でしか儲からない商品がほとんどです。下げ相場にも強い商品を持たないと長期間安定的に収益を上げることはできません。

下げ相場に強い金融商品はヘッジファンドがあげられます。ヘッジファンドは退職金の運用にも適した商品ですので、次でくわしく解説します。

3.退職金の運用を成功に導くヘッジファンド

退職金の運用を成功に導くためにはヘッジファンドが有効です。

ヘッジファンドは一般的に機関投資家や資産家などの運用手段として知られています。しかし、近年では小額でもヘッジファンドに運用できるようになっています。

ヘッジファンドの最大の特徴は上げ相場でも下げ相場でも利益を追求できる点です。

ヘッジファンドはデリバティブなどの仕組みを使って空売りを行います。空売りとは売りから入って後で買い戻す投資手法で空売りを行うことで、下げ相場でも利益をあげることが可能です。

ヘッジファンドは絶対収益追求と言われ、どんな相場状況でも利益を出すことが求められます。

一方、一般的な投資信託などは相対収益追求と言われ、ベンチマークと同一か、ベンチマークを上回る収益を目指すことが一般的です。

例えば日経平均株価をベンチマークとし、日経平均株価を上回ることを目指す場合、日経平均が暴落すると大幅にマイナスであってもベンチマークをうわまわっており、優秀な投資信託ということになります。

しかし、投資家が本来求めることは自分のお金が増えることであり、ベンチマークを上回ることではありません。ヘッジファンドはどんな相場でも利益を出すということを目指しています。

4.ヘッジファンドのメリット

ヘッジファンドには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。確認していきましょう。

(1)下げ相場でも収益を追求できる

ヘッジファンド最大の魅力ら値下がり局面でも利益が出せるということです。どんなに優れた投資のプロが投資を行なっても景気拡大局面でしか、利益を得ることができない投資対象では継続的に利益をあげることは難しいものです。

景気は必ず循環しますので上昇局面も下落局もあります。ヘッジファンドは空売りを活用することで値下がり局面でも利益をあげることができます。

あらゆる局面で成果を出すことができるヘッジファンドは長期間の運用をすることになる退職金の運用にも活用することができるでしょう。

(2)相場に精通したプロが運用する

ヘッジファンドは投資のプロが投資家のお金を集めて投資を行います。そのため、投資知識が豊富でなくても投資をすることが可能です。

投資対象の内容や買い時、売り時を見極めることは非常に難しいものです。プロが運用してくれると言う点は大きなメリットと言えるでしょう。

(3)自分で売るタイミングを考えなくてよい

株などの相場上昇局面で利益が出る投資対象は買い時だけでなく売るタイミングも考えなくてはいけません。

投資は保有期間中に利益が出ていても売却するタイミングで利益がでていなければ意味がありません。売り時は買い時よりも難しいと言われています。

ヘッジファンドは空売りの仕組みを使って下落局面でも利益をあげることができるため、運用を継続する限り自分で売るタイミングを検討する必要がありません。

相場に精通していない方や忙しい方にとっては自分で相場状況を逐一チェックしなくてもいいと言う点もヘッジファンドのメリットと言えるでしょう。

5.ヘッジファンドのデメリット

メリットも多いヘッジファンドですが、デメリットもあります。ヘッジファンドのデメリットも確認しておきましょう。

(1)情報開示が少ない

ヘッジファンドは通常の投資信託と比較すると情報開示が、少ないものです。どのような投資をしているかわからないことも多いでしょう。

自分で何に投資をしているか細かくチェックしておきたいと考える方にとってはデメリットです。

(2)解約制限がある場合がある

ヘッジファンドには一定期間解約できない契約となっているものもあります。投資を始める際はリスクや収益性に注目しがちですが、いざ資金が必要となった時に解約して資金を確保できるかどうかは重要な要素です。

そのため、ヘッジファンドでの運用を検討する際は契約前に内容をよく確認しておく必要があります。

また、一定期間解約できない商品を契約する場合は自分のライフプランも検討したうえで、必要な資金を確保した上で契約するようにしましょう。

(3)仕組みが複雑でわかりにくい

ヘッジファンドは空売りの仕組みなどを活用して運用を行なっています。その分、相場の下落局面でも利益を得ることができるというメリットがある一方で仕組みは複雑でわかりにくい投資対象になっています。

投資の経験があり、金融商品に比較的くわしい方でもヘッジファンドの商品性を全て理解することはなかなかできないでしょう。単純明快でわかりやすい商品ではないという点はヘッジファンドのデメリットのひとつです。

6.まとめ

退職金の運用は老後のライフプランを立てるうえで重要な要素です。退職金の運用は安易に決めることなく、真剣に検討する必要があります。

退職金の運用を考える上で重要なことは失敗しないことです。失敗を避けるためには退職金を全額同じタイミングで投資をすることやコストの高い商品を金融機関が進めるままに購入することは避ける必要があります。

退職金運用の選択肢のひとつとしてヘッジファンドがオススメです。

ヘッジファンドは相場が下落する局面でも利益を出すことができますので、長期間運用することになる退職金の運用にも向いています。

ヘッジファンドは複雑な仕組みを使っており、デメリットもありますので、しっかり理解して投資をするようにしましょう。

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監修:IFA 高橋成壽

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